丸石神
丸石神
著者/遠山孝之、中沢厚、石子順造、中沢新一、堀慎吉
出版社/カノア
サイズ/268ページ 21.5*15.5cm
発行(年月)/2026年3月
得体の知れないところがあってこそ
伝説の書『丸石神 庶民のなかに生きる神のかたち』(木耳社1980年刊)を再編集し、中沢新一の書き下ろし論考「『丸石神』の残したもの」を増補した新装決定版。
山梨県をはじめ九州、四国、南紀には、大小あわせて数千にあまる自然石の丸石が道祖神や屋敷神としてさりげなく祀られ、まろやかな調和のうちに太古のまどろみを続けています。なぜ丸石を神として祀るのか、日本人の神観念や美の感覚とそれはどう関わっているのか、今もなお生活の場に生きつづける丸石神は、人々の日々の営みとどのようにわたりあい、どのような過去をたどってきたのか。そもそもいかにして丸石は形成されたのだろうか……。1970年代、丸石神をめぐるさまざまな謎を研究する民俗学者や美術家たちの集団がありました。本書は、その丸石神調査グループによるユニークな知的冒険の記録であり、中沢新一が「私の原点」と語る貴重な書籍の増補新版です。
当時の雰囲気をそのまま再現した色彩の美しいカラー写真と、ダブルトーン印刷で表現したモノクローム写真をグラビアページに129点収録。本文中には資料的価値の高い図版を100点以上掲載。調査グループのメンバーを集合写真にて紹介し、巻末に引用の出典元をまとめました。
<目次より>
グラビア撮影 遠山孝之
山梨の丸石神・道祖神祭・南紀の丸石神
神宿る卵形の星 石子順造
丸石神について 中沢 厚
御嶽道の丸石神
笛吹谷の丸石神
甲州丸石道祖神概観
屋敷神その他の丸石
さやります道祖の神々
道祖神祭
丸石神論
玉・魂・霊
丸石神分布と伝説
南紀に探る丸石神
丸石形成の謎
結晶球体説
丸石神の不思議な世界
丸石の教え 中沢新一
Ⅰ 石の民俗誌へ
Ⅱ 石の記号論から
Ⅲ 非文化のかたち
神のかたち 小島福次
石子順造と丸石神
日本人の視覚身体性と丸石神
石を選ぶ直観 石子順造
英文要旨
編集後記 堀 慎吉
増補『丸石神』の残したもの 中沢新一
丸石神調査グループ スタッフ略歴
主要参考文献
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