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入門 男らしさの歴史

入門 男らしさの歴史

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著者/弓削尚子
出版社/筑摩書房
サイズ/240ページ 17.5*10.5cm
発行(年月)/2025年9月

 

国が求める「男らしさのいろは」は、軍隊が教えてくれました

身体を鍛える、決闘文化、性的能力などなど、いつの時代も「男らしさ」は変化する。「ふつう」の男性、それに苦しむ男性、こぼれ落ちる男性の実態と背景を探る。

「人は男に生まれるのではない。男になるのだ」と言えます。 そして、時代が変われば、男らしさも変化します。 ……それをとらえるのが男性史研究です。そこでは英雄や偉人も登場しますが、男らしく生きる/生きようとする「普通の」男性も、男らしさに苦しむ男性も、男らしさから落伍した男性も重要な研究対象です。
――「はじめに」より

・男もハイヒールをはくのか
・決闘に応じるのは男の名誉か
・徴兵を拒むのは臆病か

男はいつの時代も変わらない?

<目次より>
はじめに

第一章 男らしさはつくられる――男性史の誕生
メンズ・リブ/男性史あるいは男らしさの歴史研究の幕開け/『男らしさの歴史』/男らしさのイメージ

第二章 男のからだを魅せる――身体とスポーツ
男性の身体とは何か/つくられる男性の身体/体操による身体鍛錬/男性国民の身体/近代スポーツ/オリンピックと理想的な身体/エリートとスポーツ/大学は日本スポーツの揺籃/男らしい身体の陰で

第三章 男同士でわかりあう――大学・クラブ・決闘
男たちの大学、男たちの学問/男だらけの大学、男だらけの社会/学生組織あるいは社交クラブ/メンズーア/男らしさの勝利としての決闘/二一世紀に生きる決闘文化

第四章 「男らしさの学校」に入隊する――徴兵制と「慰安婦」
徴兵制/「国民」という名の男性/男児は兵士に/日本の軍国教育/徴兵検査と男性の恥辱/徴兵検査に由来する「M検」/徴兵検査で明らかになる「男でない身体」/兵士による性暴力/女性国際戦犯法廷における性暴力加害の語り/「慰安所」に行くこと、拒むこと

第五章 戦わない男、戦えない男、戦いの果てに――誰が英雄か
良心的兵役拒否者/武器を拒む男たちの迫害/日本の良心的兵役拒否者/兵役を忌避する男たち/誰が英雄か/戦争神経症の兵士たち/身体障害者となった兵士たち/四肢を切断された兵士と妻、そのセクシュアリティ/戦傷病者と妻の語り

第六章 「クィアな」性を生きる――「変態」は社会によってつくられる
犯罪とされる男性同性愛/近代日本における男性同性愛/男子学生と男色/同性愛の病理化/ピンク・トライアングルをつけられた男たち/戦後も続く迫害/想起・名誉回復・追悼/男性同性愛者の優位を問う

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