図書館、山へ分け入る
図書館、山へ分け入る
著者/青木海青子
出版社/晶文社
サイズ/244ページ 18.5*13cm
発行(年月)/2026年4月
自分自身の生活を手放さないで「自分で選ぶ」ため
山奥にたたずむ図書館の司書エッセイ。奈良県東吉野村に借りた古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて10年。この図書館を運営してきた司書が綴るエッセイ集。本という窓をとおして世界を見てきた著者が、「まどのそとのそのまたむこう」へ歩みはじめた。
「山へ分け入る」とは、いまの社会的趨勢への抵抗の意。図書館は自由を守る砦となりうるという確信とともに、主宰する「生きるためのファンタジーの会」「戦争と社会を考える会」の活動、日々の図書館の出来事、障害当事者として感じる社会への違和感などが綴られる。『バスラの図書館員』はじめ、収蔵する図書の読書案内にもなる、本の山へ分け入る旅の物語。
“薄暗い部屋の中で本を窓のように開き、本の中に広がる世界に想いを馳せていた子どもが、ある日、モーリス・センダックの絵本『まどのそとのそのまたむこう』の主人公の少女・アイダが、窓の外のそのまた向こうの世界に踏み出していったように、本の向こうの世界に背中から飛び出していくような旅の物語です。”(「まえがき」より)
<目次より>
まえがき
■I 山へ分け入る
図書館、山へ分け入る
掃除と人権
氷山の全体を思う
どうすれば、出会えるだろう
走れ、大切なものをその胸に抱えて
■II 生きるためのファンタジー
大きな活きのいい魚を運ぶ
不安との向き合い方
『クラバート』と魔法と、夜の闇
神様を待つように
眼鏡とスパーク
自らの内に響く波音
■III 戦争と社会を考える
「戦争状態」からの「撤退」
Social goodの危うさ
まどのそとのそのまたむこうへ
「剥き出しの生」から考え始める
戦争とファンタジー、心の病を貫く「たましいの現実」
■IV 自分で言葉を選ぶ
人を思う場
「あなたのために、あなたがあなたであることを手放しなさい」と言わないために
そういう人
ルールを書かないことは、グローバル化への小さな抵抗?
自分で選ぶ
あの日の台所に開いた窓
頼りなく揺れる言葉たち
私は私の身体を発見する
全体性を取り戻す
あとがき
受取状況を読み込めませんでした
1個の在庫
詳細を表示する