国籍のゆらぎ、たしかなわたし

著者／木下理仁(編著)、安田菜津紀、サンドラ・へフェリン、サヘル・ローズ、長谷川留理華、金迅野、加藤丈太郎、三木幸美
出版社／太郎次郎社エディタス
サイズ／256ページ 19*13cm
発行(年月)／2025年6月

どうやって隣に立てるか。

「わたし」にとって「国籍」ってなんだろう？　「わたし」たちは「国籍」とどう向き合えばよいのだろう？　それを考えるためにはじまった手紙のやりとりは、硬直した線引の制度としてだけではない、多様な視点を開放した。在日コリアン、ハーフ、難民、無国籍……。異なるルーツや生まれ育ちをたずさえて「ともに生きる」ための土台を模索する。「わたし」と「国籍」の関係を考え、探る6編のダイアローグ。

<目次より>
はじめに

◎制度と偏見
×安田菜津紀（フォトジャーナリスト）

◎見た目と思いこみ
×サンドラ・ヘフェリン（エッセイスト）

◎カテゴリーと対話
×サヘル・ローズ（俳優）

【鼎談】◎関係性の「砦」が制度の未来を変える
加藤丈太郎×三木幸美×木下理仁

◎無国籍と証明
×長谷川留理華（無国籍ネットワーク運営委員）

◎痛みと出会い
×金 迅野（牧師）