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歴史の本棚

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著者/加藤陽子
出版社/毎日新聞出版
サイズ/352ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2026年7月

 

未来のために過去はある、と言いたくて

読む前と後で、風景が違って見えてくる。東大名誉教授の著者が研究書、小説、ノンフィクション、エッセイ、写真集などを読み解く。書き手たちは何を見つめ、どのように時代を描いたのか――。歴史学者ならではの鋭い洞察に導かれる読書案内。文庫化にあたり新たな20篇を収録。

<目次より>
1 国家 国家の役割―個人のために国家は何をなすべきか(軍隊の本質を普遍的な視野から語る 『神聖喜劇』全5巻 大西巨人=著;明治の教育、弾力性の奇跡を支えたもの 『近代東京の私立中学校 上京と立身出世の社会史』武石典史=著 ほか)

2 天皇 天皇という「孤独」―戦後史からひもとく天皇の役割(暗澹たる時代を「短歌によって生きていた」 『歌集 形相』南原繁=著;若き魂をいかに鎮めるか 『死者の書 身毒丸』折口信夫=著 ほか)

3 戦争 戦争の教訓―人は過去から何を学び取ったのか(「政治的人間」を見つめ続けた強さ 『戦争』大岡昇平=著;地を這う蟻の視線で戦地を描く 『戦線』林芙美子=著 ほか)

4 歴史 歴史を読む―不透明な時代を生き抜くヒントを探す(歴史の必然に爪を立てる 『考えるヒント3』小林秀雄=著;共産党軍の”黎明”から現代中国を考える 『中国革命と軍隊 近代広東における党・軍・社会の関係』阿南友亮=著 ほか)

5 人物と文化 作品に宿る魂―創作者たちが遺した足跡をたどる(筆一本で自分の命をつないだ知性 『わが異端の昭和史』上・下 石堂清倫=著;戦時下、虚無思想の力で雑念を封じる 『わが青春無頼帖』柴田錬三郎=著 ほか)

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