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老いのレッスン

老いのレッスン

通常価格 ¥1,760 JPY
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著者/内田樹
出版社/大和書房
サイズ/208ページ 18*12.5cm
発行(年月)/2025年9月

 

「ちょっと手を貸してくれない?」

人間への深い洞察から導いた、初の「老い論」。少子化・人口減する日本、カオス化する世界、長寿化による生き方の変化―― 先行きの見えない現代において、心穏やかに生きるための12のレッスン。

<目次より>
まえがき

1「老い」を忌み嫌う時代に
 Q.老いることは悪いことなのでしょうか……?
 老いて、「あまりよけいなことをしない人間」になった
 子どもは「老い」を想像できない
 老人になったつもりで考える
 老人は「どうでもいい話」をする
 雅号という自己分析
 鴎外が描いた『じいさんばあさん』

2 長持ちする身体のつかい方
 Q.老いると体はどう変化するのでしょうか……?
 死んだはずがまだ生きている
 回復しない身体と付き合う
 身体は壊れやすい

3 親の老いとの向き合い方
 Q.老いる祖母に対して、後ろめたさがあります……
 親の死に方を想像する
 向き合わず、同じ方向を見る
 「どんな人だったか」は分からなくてもいい
 「気づかいをすることができる」喜び

4 死について考えることは生を豊かにする
 Q.「供養」とは何なのか、よく分かりません……
 なぜ墓参りをするのか
 人は死んでも、なかなか死に切らない
 「供養」とは双方向的な営みである
 自分の墓にお参りする

5 人生は思い通りにいかないけれど
 Q.人生に行き詰まった時、どうしたらよいのでしょうか……
 「疑似的老人になる」という教養
 隠居の書法
 老いは病ではない
 「老い」も「老いたくない自分」も認める
 「ほんとうの自分」はない方が生きやすい
 41歳で倒れて分かったこと

6 人を育てる、たった一つの大切なこと
 Q.年下への接し方が分かりません……
 答えはシンプル「親切にする」
 人がついていきたいメンターとは
 気分がよい場をつくる

7 「ほんとうの友だち」とはなにか
 Q.友だちと疎遠になり、さみしいです……
 友情が語られない時代
 「友情」は宿命か?
 相性だけでは続かない
 何を考えているのかわからない「親友」
 謎によって結びつく

8 いい人間関係のつくり方
 Q.どうすれば、長く続く人間関係を築けるのでしょうか……?
 大人になっても友だちはつくれる
 屈辱によって、絆を確認する人たち
 伴侶は選び取るものではない

9 「天職」の見つけ方
 Q.いまの仕事を続けていてよいかわかりません……
 内定をもらって迷う学生
 最初から「よい勤め先」は存在しない
 助けを呼ぶ声に耳を澄ませる

10 いまの時代に「結婚」は必要か
 Q.「結婚」に意味を見出せません……
 結婚は幸福になるためにするものではない
 あまり期待しない方が夫婦は長続きする
 感情ではなく契約で縛られる意味
 離別を先送りにして暮らしていく

11 子育て困難な時代で、子を持つこと
 Q.子を持つことが不安です……
 人類が経験したことのない、少子化・人口減
 やってみないとわからない
 たった一つ確信のもてること

12 「死」という難問
 Q.いずれ死ぬという現実にむなしくなります……
 いずれ死ぬけれど、今ではない
 26年かけて死ぬ
 100年後まで冬眠したいか?
 死を迎えることの「つらさ」とは何か
 親切にすることで心穏やかに死を迎えられる

あとがき

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