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初子さん
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著者/赤染晶子
出版社/palmbooks
サイズ/192ページ 18*13cm
発行(年月)/2025年4月
どうかあんパンでありますように
あんた、きっとうまいこといくで。 あんパンとクリームパンしか売っていないパン屋の二階で、初子さんは今日もひとりミシンを踏む。 生きることのままならなさを切実に、抜群のユーモアをもって描きだし、言葉によって世界をかたちづくり、語りと現実のあわいを問う『じゃむパンの日』の著者の原点にして、そのすべてが詰まった小説集。
文學界新人賞受賞デビュー作「初子さん」、傑作「うつつ・うつら」、単行本初収録「まっ茶小路旅行店」を収録。 子供の頃、一枚の布が人のからだを待つ洋服となるのに魅せられ、洋裁の職人となった初子さん。夢を叶えたはずなのに、かわりばえしない毎日がどうして、こんなにこたえるのだろう。ーー「初子さん」
わて、実はパリジェンヌですねん。京都の古い劇場で赤い振袖姿で漫談をするマドモアゼル鶴子。彼女をおびやかすのは沈黙の客席か、階下の映画館から聞こえてくる女の悲鳴か、言葉を覚える九官鳥か。ーー「うつつ・うつら」
路地にある社員三人の旅行代理店に勤める咲嬉子は、世界中の危険を知りながら今日も世界平和を装う。旅の果てで出会うのは蜃気楼か。すりガラスの窓の向こうに見える日常が蜃気楼なのか。ーー「まっ茶小路旅行店」
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