手でふれてみる世界
手でふれてみる世界
著者/岡野晃子
出版社/かもがわ出版
サイズ/192ページ 19*13cm
発行(年月)/2026年6月
目の見えない世界での美的感覚
e mani toccano il mindo
イタリアに実在する視覚に障害がある夫妻が設立した国立オメロ触覚美術館を取材したドキュメンタリー映画『手でふれてみる世界』を制作し、上映活動をしながら、芸術文化アクセシビリティの研究をしている岡野晃子さん。上映活動をとおして見えてきたことやさまざまな観賞者から学んだことを共有し、日本とイタリアにおける視覚に障害のある人々の「アクセシビリティ」の現在を伝えます。
<目次より>
◆第一章 オメロ触覚美術館との出会い
映画『手でふれてみる世界』ができるまで
すべての人が自由に文化生活に参加するために
オメロ触覚美術館とは
オメロ触覚美術館のコレクションについて
芸術への多感覚のアプローチを可能とするために
オメロ触覚美術館で行われるギャラリートークやワークショップについて
国立オメロ触覚美術館が設立された社会背景
イタリアの幼児教育、触覚を用いた教育手法への関心と日本への影響
◆第二章 日本における触察による美術鑑賞の歴史
彫刻家が主導してきた触察による美術鑑賞
ギャラリーTOM
東海エリアの美術館で展開されてきたアクセシビリティ
広瀬浩二郎とユニバーサル・ミュージアム
日本点字図書館附属 池田輝子記念「ふれる博物館」
◆第三章 イタリアの美術館におけるアクセシビリティと日本への影響
視覚に障害のある友人たちとイタリアの美術館を訪れて
アンテロス美術館と「手と目でみる教材ライブラリー」
ヴァンジ彫刻庭園美術館とアクセシビリティ
イタリアの触察絵本の世界と、日本での展開
駒形克己と駒形あいの触察絵本
◆第四章 見える人にとっての、感覚をひらくことの大切さ
見える人にとっても必要な美術館 アナリザ・トラサッティ(オメロ触覚美術館学芸員)
「手」について思うこと 杉山明博(造形家・静岡大学名誉教授)
ふれることは見ること、見ることはふれること 華雪(書家)
手で触れて経験できる世界 エレナ・トゥタッチコワ(アーティスト)
秋のバラ ホセイン・ゴルバ(彫刻家)
手で触れて、深く見えてくるもの 柳田邦男(ノンフィクション作家)
◆第五章 ユニバーサルな社会へと向かうために
シネマ・チュプキ・タバタとユニバーサル上映
上映会参加者からのコメント
『手でふれてみる世界』上映と講演の記録
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