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新版 散文

新版 散文

通常価格 ¥2,420 JPY
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著者/谷川俊太郎
出版社/晶文社
サイズ/320ページ 18.5*13cm
発行(年月)/2025年5月

 

生きてよい月、五月、喜んでよい月、哀しんでよい月、希望をもってよい月

旅と出会い。音楽・映画・美術についての感想。日々の思索。書くことへの自問。世界の美しさに人一倍酔いながらも、どんなささやかなものも決して感じつくし、知りつくすことができない自分に奇妙ないらだちを覚える……。詩作の根源にふれた重要な論考「発語の根はどこにあるのか」「『何ひとつ書く事はない』と書けるということ」を含む、詩人・谷川俊太郎が60~70年代に綴った貴重なエッセイ集。解説・永井玲衣。

「どこまでも言葉に誠実であろうとしたひとりの詩人の文章を受け取ることができるわたしたちは、このうえなく幸福なのだと言わねばならない」──永井玲衣

<目次より>


出会い/ニューヨークからの手紙/橋をかけろ、トンネルを掘れ!/道三態/ぶらりドライブ/自動車から馬へ/一九七二東京

季節
春の臨終/五月の空/五月に/五月の海/梅雨の季節/テーブルの上に……/室内について/青空/私の海/永遠/三好さん/不思議な力/昨日今日など

聴く
音楽のとびら/〈好き〉から〈愛〉へ/ピアノを開く時/耳で聞く詩/或る苦痛について/立ちばなし

見る
クローズアップ/見知らぬ人間/静けさ/私のマリリン・モンロー/ツタンカーメンの黄金のマスク/ピカソを所有する権利/ガラスのむこう/何かしている/競技者のイメージ/LSDリポート/青い映画と無邪気/フェルメールへの渇き/暗闇の中の地球

思う
最も大切なもの/どうしてもほしいもの/思いつめる/おそろしい/チャーリーブラウンの世界/太平洋の小さなヨット/漂流者たち/教育について/本について/友情について/カネについて/後悔について/忙しいですか/おさな友だち/ひとりっ子 /自分自身への注文/前提として

言葉
発語の根はどこにあるのか/仮に勘と呼ぶ曖昧なものについて/「何ひとつ書く事はない」と書けるということ/〈公〉という一文字に発する断想/詩の現場がどこかにあるはずだ/自問自答

あとがき

解説 ためらう詩人 永井玲衣

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