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「透明」になんかされるものか
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著者/鷲田清一
出版社/朝日出版社
サイズ/284ページ 19*13cm
発行(年月)/2025年5月
言葉を一人ひとりの思いの交換を担うものとして取り戻すこと
哲学者・鷲田清一、6年ぶりのエッセイ集。ウクライナや震災、未知のウイルスなど、答えのでない出来事に隠れた問題の本質を、深くやさしい言葉で解き明かす。日々流れてくるニュースをどう受け止めればよいかわからない人、さらに一歩踏み込んで考えてみたい人に。
「疑いもなくじぶんはここにいる(はず)なのに、それがだれにも見えていない、このことを「透明」というふうに表現している文章に、ここ数日間のあいだに立て続けに出会った。見えているのにだれも見ていないものを見えるようにするだけでなく、だれかの存在をそのように見えなくしている社会の構造そのものを見えるようにしていかなければならない。社会について考えるということには、少なくともそうした課題が含まれているとおもう。」(プロローグより)
・ウクライナやガザの地で起こっている戦争を、日本の私たちはどう受け止めればいいのか
・コロナウイルスの経験を人類は今後にどう生かすのか
・戦禍のウクライナから来日した詩人が話したこと
・旧ジャニーズや政治家の会見に見られる「ずるい言葉」
・SDGsという「わかりやすい正しさ」が隠しているもの ……
まぎれもなくそこにあるのに、だれの眼にも映らないようにされている物事を、見えるようにする60篇。考える足がかりとなる、読書リスト付き。
<目次より>
1章 匿名の圧に抗う
2 パンデミックの渦中で考える
3 言葉から探る
4 本と人
5 いろんなことができなくなって
あとがき
読書リスト
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