商品情報にスキップ
1 1

新編 志樹逸馬詩集

新編 志樹逸馬詩集

通常価格 ¥2,530 JPY
通常価格 セール価格 ¥2,530 JPY
セール 売り切れ
税込

著者/志樹逸馬(著)、若松英輔(編)
出版社/亜紀書房
サイズ/288ページ 19*13cm
発行(年月)/2019年12月

 

わたしの小さい手に 世界の大きい手の そえられていること

 曲った手で 水をすくう
 こぼれても こぼれても
 みたされる水の
 はげしさに
 いつも なみなみと
 生命の水は手の中にある
 指は曲っていても
 天をさすには少しの不自由も感じない
 (「曲った手で」)

大きな困難の中にあって、生きることの喜びと光を求め続け、言葉を紡ぎ続けた伝説の詩人。キリスト教信仰に裏打ちされたひたむきで純粋なことばたち。長く入手困難だった詩作品が、ついによみがえる。

これまでに刊行された二冊の詩集『志樹逸馬詩集』(方向社、1960年)、『島の四季』(編集工房ノア、1984年)に収録された全詩に加え、遺稿ノートから未公刊の詩を選んで編む。付録:投げ込み栞(若松英輔、込山志保子執筆)

<目次より>
はじめに(若松英輔)
1 詩集『島の四季』
2 詩集『志樹逸馬詩集』
3 未公刊詩選
4 志樹逸馬の作品と生涯(若松英輔)
5 年譜
6 書誌

1個の在庫

詳細を表示する