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窓辺のこと

窓辺のこと

通常価格 ¥1,980 JPY
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著者/石田千
出版社/港の人
サイズ/272ページ 19*13cm
発行(年月)/2019年12月

 

休みの日は、何も決めない。

50歳になった作家の2018年、暮らしに根づいていることばを丁寧にすくい、文章に放つ。いいことも悲しいことも書く。人気作家・石田千の新境地をひらく傑作エッセイ集。

 「一月吉日、猫のめし碗の、使い初め。
 お茶碗は、米のとぎ水で煮てから使うのよ。
 教えてくれたのは、おばあさんだった。
 しろ水が沸き、めし碗はかたかた鳴る。 
 じつは、十五年もまえから持っていた」

2018年の1年間、「共同通信」に連載した作品を中心に、その1年に雑誌に発表したエッセイをまとめる。大好きなオムライスのこと、民謡をたずねる話、ポルトガルから大阪へめぐる旅など、石田千さんの2018年、大事な年の出来事だ。

<目次より>
窓辺のこと

暦を飛ぶ
猫のめし碗
美術館にて

鬼と雪隠
朝めしまえ
芭蕉礼賛
ほうじ茶
毛糸玉
だるま銀行
雛月間
りんごの光
ばんけ
春はバスに乗って
まるとさんかく
牛乳ゼリー
春雨じゃ
毎朝煮干
おとなとこども
貼り紙
オムライス賛江
日日手ぬぐい
早寝の晩に
日記より
雨中見舞い
パスワード
はんぱもの
だっこくん
供花
緑のワイン
夏休み
万能トマトソース
百円の匙
夕やけ
つぎはぎ日和
詩の時間
好物
端境のころ
初秋のさんさ
なすび大行進
おみやげ
ちいさなみぎ手
だまっこ鍋
毛糸玉
めでたいもの
酉の市
晩秋
ギターとシネマ
お粥さん
三匹の猫
おさがり
煮豆の晩に

ことしむかし

珍品堂の腹ぐあい
霜の花
夜ふかし
アパートだより

ヒヤシンスとミルクティー
ひと夏のギター
夏のおさけ

帽子と涼風
しましまの夏
骨太半世紀

絵はがき
リスボンの坂
めでたいものをたずねて

町の時計
霧のことば
駅へ、駅へ
手帖買う
レルビー

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