んぐまーま

作／谷川俊太郎
絵／大竹伸朗
出版社／クレヨンハウス
サイズ／24ページ 22cm*21cm
発行(年月)／2003年11月

音と不思議を感じる絵本

「ばーれ　だーれ　あまはんどら!」
登場する不思議な生きものは、野を越え、海を渡り…。ことばのリズムと力強さが、からだの内側から響くよう。この生きものは何だ?　大人はつい頭で考えてしまいますが、あかちゃんは飛びはねる色とうねることばを、まるごと感じているようです。
文字が読めないあかちゃんにとって、誰かが声に出して読む絵本は、聴覚を媒介にしたスキンシップだ、とは作者の谷川俊太郎さん。絵本『んぐまーま』は、先にあった言葉にならないような絵を、どうやって言葉にするか?　あかちゃんの気持ちで挑戦した、と谷川さんは言います。あかちゃんはもちろん、成長すると、不思議なことばの羅列を自分て作り出す「んぐまーま」ごっこも、愉しんでみてください。
(1歳～)