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バウルを探して〈完全版〉

バウルを探して〈完全版〉

通常価格 ¥2,530 JPY
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著者/川内有緒
絵/中川彰(写真)
出版社/三輪舎
サイズ/384ページ 20*15cm
発行(年月)/2020年6月

 

こころが求める場所に身を委ねる時

「あなたの中にすでにバウルがいるのだよ。こうして私を探しに来たのだから」

ベンガル地方で歌い継がれ、今日も誰かが口すざむバウルの歌。ベンガルの行者バウルは「魂の歌い手」と呼ばれ、その歌と哲学はタゴールやボブ・ディランにも大きな影響を与えた。本作は、何百年もの間、師弟相伝のみで伝統が受け継がれてきた、バウルの謎と本質に迫ったノンフィクション。

「本書はバウルという歌う叡知の人たちの生ける伝統をバングラデシュに追い求めた記録であるだけではない。作者が、いかに言葉と決定的に結ばれていくのかの道程を記録した稀なる魂の記録だといってよい。この本を書くことによって作者は、言葉を用いる人ではなく、言葉に信頼され、言葉に用いられる人へと変貌した」(若松英輔)

第33回新田次郎文学賞受賞作に、旅に同行した写真家、故・中川彰によるベンガルの写真をおよそ100ページにわたって収録。また、本書のために書き下ろした小編「中川さんへの手紙」、若松英輔による解説「コトバに用いられる者たちの群像」に加え再構成した〈完全版〉。

<目次より>
○写真編/中川彰

○文章編
 プロローグ
 第1章 はじまりの糸
 第2章 バラバラの船と映画監督
 第3章 聖地行きの列車
 第4章 二人のグル
 第5章 タゴールとラロン、自由への闘争
 第6章 メラという静かな狂乱
 第7章 「知らない鳥」の秘密
 最終章 ガンジスの祭宴
 エピローグ

○中川さんへの手紙
○解説・コトバに用いられる者たちの群像(若松英輔)

在庫切れ

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