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炉辺の風おと

炉辺の風おと

通常価格 ¥825 JPY
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著者/梨木香歩
出版社/毎日新聞出版
サイズ/312ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2023年10月

 

生き抜きましょう、私たち。

私たちは他の誰でもない、自分の生を生きていく。激変した日常にあっても――
確かな言葉のぬくもりが、心にいのちの火を灯す。

〈山の深みに届いた生活〉に憧れ手に入れた八ケ岳の小さな山小屋。無骨な暖炉にゆっくりと火を熾こせば、炎に映る孤独はひたひたと一人を満たす。病の発覚、父親の死、コロナ禍・・・思いがけない非日常に立ち尽くす時も鳥は囀り、木々は色づき、季節は巡る。太古からの時間、自らの生をまっとうするため、心にいのちの火を灯すエッセイ。待望の文庫化!

<目次より>
第一章 山小屋暮らし
山の深みに届く生活
火のある風景
遅い春・早い初夏 
風の来る道   
ストーブの話    
長く使われるもの

第二章 巡りゆくいのち  
深まっていくもの  
更新される庭     
冬ごもりの気持ち  
養生のこと     
南の風

第三章 鳥の食事箱        
野生と付き合う   
リスのこと
植物と仲良くなり、ときどき食べる 
時間が止まり    

第四章 いのちの火を絶やさないように
滲み出る本質    
滞りが生まれてしまう
少しずつ、育てる

第五章 遠い山脈
秘そやかに進んでいくこと 
日常が甦る     
遠い山脈      
生命は今もどこかで 
右往左往のただなかに在ること

あとがき
文庫版あとがき

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