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あたまの底のさびしい歌

あたまの底のさびしい歌

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著者/宮沢賢治
絵/川原真由美
出版社/港の人
サイズ/160ページ 17.5*11cm
発行(年月)/2005年12月

 

また 書きます。

宮沢賢治は37歳という短い生涯の間に、家族や友人に向けて、たくさんの手紙を書きました。それらには、詩や童話などの作品には表れない、なまの賢治の思いをかいまみることができます。本書は、そんな賢治の手紙の1918年から1933年の亡くなる直前に書かれたものまで11通を選び出したものです。

必死の思いで書かれた賢治の手紙には、混迷する時代のなかで、人生の本当の意味や本当の価値を求めている現代人の心に響くことばがあふれています。世の中の矛盾や、自分の無力さに打ちひしがれながらも、一生懸命生きていこうと、自分自身や手紙の相手を励まそうとしています。美しい詩のようにも読める文面は、私たちへの貴重なメッセージとなるでしょう。

「専門はくすぐったい。学者はおかしい。実業家とは何のことだ。まだまだまだ。
しっかりやりましょう。しっかりやりましょう。」
(友人に宛てた手紙より 101ページ)

「どうか今のご生活を大切にお護り下さい。上のそらでなしに、しっかり落ちついて、一時の感激や興奮を避け、楽しめるものは楽しみ、苦しまなければならないものは苦しんで生きて行きましょう。
(死の直前、かつての教え子に宛てた手紙より 134ページ)

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