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手の倫理
手の倫理
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著者/伊藤亜紗
出版社/講談社
サイズ/224ページ 18.5*13cm
発行(年月)/2020年10月
人に身をあずけることの豊かさ
人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのか。介助、子育て、教育、性愛、看取りなど、さまざまな関わりの場面で、コミュニケーションは単なる情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まる。ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野の通路となる「ふれる」へ。相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の体の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚ます。目ではなく触覚が生み出す、人間同士の関係の創造的可能性を探る。
「フレーベルの教育論において語られているのは、もっぱら石や木といった具体的な物にさわる経験です。ですが、その『手を通して見出される私がある』という感覚は、物ではなく人にふれる場合でも同じです。」
<目次より>
序
第1章 倫理:ほんとうの教育/フレーベルの恩物/「倫理一般」は存在しない 他
第2章 触覚:低級感覚としての触覚/内部的にはいりこむ触覚 他
第3章 信頼:安心と信頼は違う/「ふれられる」とは主導権を手渡すこと 他
第4章 コミュニケーション:記号的メディア/物理的メディア/伝達モード/生成モード 他
第5章 共鳴:遊びから生まれる「共鳴」/「伝える」ではなく「伝わっていく」 他
第6章 不埒な手:介助とセックス/不道徳だからこそ倫理的でありうる 他
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