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風の便り
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著者/小山清
出版社/夏葉社
サイズ/128ページ 18.5*12.5cm
発行(年月)/2021年3月
こうしてお互いに生きているというのは、いいことだなあ。
清純で、不遇な作家の、私信のような、ちいさな随筆集。小山清(1911―1965)は、師である太宰治に愛された、寡作の作家です。生前に発表された単行本はわずか5冊。晩年は失語症となり、ほとんど作品を書くことなく、53歳で亡くなりました。若いころより肉体労働に従事し、文壇生活よりも、市井のひとびとと交わることで、その作品のテーマを確立してきた小山清の作品は手垢にまみれておらず、読者に静謐な印象をあたえます。いまなお、小山清が読者に愛されているのは、その唯一無二の性格ゆえだと思います。
本書はその作家の随筆集。友人のこと、働くこと、娘のことなどテーマを5つにしぼり、作家が発表したすべての随筆のなかから10編を精選しました。書籍のなかには、『さよならのあとで』の高橋和枝さんのカラーのイラストを5葉挟みこみ、糊で貼り付けています。ちいさくて、けれど贅沢な128ページの随筆集です。
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