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とどのつまり人は食う
とどのつまり人は食う
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著者/佐野洋子
出版社/河出書房新社
サイズ/240ページ 19*13cm
発行(年月)/2022年1月
それは、それは、それはね
母のチャオズ、青春のコッペパン、手作りのサンゲタン、食べたものが私を作る…。幼少期に食べた中国の味から、晩年に食べた手作りごはんまで、「食」をテーマにした佐野洋子のエッセイ42篇を収録。
「目の前に、バナナの皮だかしゅろの皮だかが広げられていた。丸ごと焼かれたでっかい魚がどんと出て来た。それを手でむしり取る。えーっ、焼き魚の皮とお肉の感触ってこんなものだったのか。このへんで骨に指が触るのか。指先が、もう食い物を食い始めている。おいしいようと指の先が言うのである。今までその部分は全部おはしが食っていたのね。長い間損していたような気分である。」(本文より)
<目次より>
1
空から降るもの(抄)
〔私たちの外界の〕
〔父は市街電車に〕
〔戦争が終わってから〕(抄)
訓辞を食べた日々
天井からぶら下がっていたそば
変な家だなあ
薬はおいしい
釘
包丁
電気釜と洗濯機
食べて下さい 残して下さい
〔六十九歳の友達の〕
2
秀才
友達
コッペパン
貧乏人の品性
列車の個室
コーヒー
人生ってこんなもんだよね
異国のかば焼き
3
トントントン
何ごちそうになったの?
ううんおれメロン食いたい
引き出しとペテン帽
あんずいちじくバナナの木
ヤンソンの誘惑
おいしいよう
十文字の重箱
れんげ畑で
内地に帰ったら白いごはんにシャケを食べたい
4
なんだか料理を逆に作るのね
金で買う
謎の人物「ハヤシさん」
それは、それはね
何も知らなかった
鮨
とどのつまり人は食う
〔母さんの手は〕
二〇〇三年秋
二〇〇三年冬
〔うちの煮物の〕
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