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わたしからはじまる

わたしからはじまる

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著者/入江杏
出版社/小学館
サイズ/288ページ 19*13cm
発行(年月)/2022年6月

 

沈黙の意味

わたしからはじまる魂の再生の物語。上智大学グリーフケア研究所非常勤講師として、悲しみにある人々に寄り添う活動を続けている著者の入江杏さんは、2000年に起きた「世田谷事件」の被害者遺族です。隣に住む、愛する妹家族を失った悲しみは、6年もの間、語られることはありませんでした。語りにひらかれたきっかけについて、まえがきにこうあります。

「心ない報道、周囲からの偏見と差別、沈黙を強いる母への抵抗……わたしは語りへと突き動かされ、無我夢中で心の断片を拾い集めました。そのかけらから恥を洗い流してみると、そこには透き通った悲しみが顕れました。(まえがきより)」

”被害者遺族はこうあるべき”といった世の中の「大きな物語」に抗い、「わたしの物語」を取り戻し、魂の再生へと向かう軌跡の書です。自分を掘り下げ、深めることで、人と深いところでつながることがある。人とつながることで、ケアされることがある。いまという時代を知る大きなヒントがある一冊。生きづらさを抱えている人、悲しみや辛い状況にある人に。

<目次より>
はじめに
1章 沈黙とスティグマ
2章 怒りと語り
3章 個の物語の力
4章 メディアと悲惨の消費
5章 ケアの物語
おわりに

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<関連書籍>
『悲しみとともにどう生きるか』
『悲しみを生きる力に』

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