マーシャと白い鳥

作／ミハイル・ブラートフ(再話)
絵／出久根育
出版社／偕成社
サイズ／40ページ 29*25cm
発行(年月)／2005年10月

りんごよ、りんご。おとうとをさがしにいくの。

白い鳥にさらわれた弟をつれもどすため、マーシャはひとりで森へ向かいます。探しに行く中で出会うのは、土でできたペチカ、赤い実をたわわにつけたりんごの木、そしてミルクの小川・・・。マーシャは弟を連れ戻すことはできるのか?

　　マーシャは泣きだしました。
　　でも、涙をながしてもなんにもならないのです。
　　じぶんのせいなのですから、
　　じぶんでおとうとをさがさなくてはいけません。　

ロシアの民話を、出久根育さんの幻想的な絵で描き出す傑作絵本。ひとり立ち向かう小さなマーシャの姿に、あなたは何を重ね見るだろう。