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死政治の精神史
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著者/佐藤泉
出版社/青土社
サイズ/432ページ 19*13cm
発行(年月)/2023年7月
「人間性」の危機の地点
ともに生きるための文学史へ。石牟礼道子、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、森崎和江、柳美里……「聞き書き」の政治学がここにある。人びとの身体が放つ声とことばに耳を澄ませ、人文学のあり方を再発明する。
<目次より>
序 生きさせる政治、死ぬにまかせる政治、すでに死体とみなす政治
第Ⅰ部 文学史からの問い
1 寂聴の苦闘、浄福の到来
2 強父・阿川弘之、および娘小説の批評性について
3 文学史と地政学――夏目漱石の「日本の開化」
4 八〇年代ポスト・モダニズム再読――バブルと批評
5 私たちはこんな未来を夢見ただろうか――「国語」の戦後史
第Ⅱ部 「聞き書き」と文学史への抵抗
6 越境する日本語――植民二世・森崎和江の思想
7 森崎和江の言語論
8 森崎和江の「二重構造」論――「個」と「集団」を再発明する
9 死んだ肉体による文化批評――七〇年前後の森崎和江について
10 果てなき負債の果て――石牟礼道子『苦海浄土』について
11 とばりの向こうの声を集める――アレクシエーヴィチ、「聞き書き」の力
12 記録・フィクション・文学性――「聞き書き」の言葉について
第Ⅲ部 生政治/死政治
13 「犠牲地域」のオリンピック――柳美里『JR上野駅公園口』
14 権力関係を「使用」する 吉田修一『湖の女たち』
15 曖昧な肉――武田泰淳『富士』
16 死ぬにまかせる政治とウィルス禍
17 厳罰主義と生政治/死政治
結 心身の歴史としての文学史、およびその裏側
あとがき
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