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カリヨン黒板日誌
カリヨン黒板日誌
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著者/しょうぶ学園
出版社/PARCO出版
サイズ/101ページ 18.511cm
発行(年月)/2013年7月
黒板を書くのは楽しいです
鹿児島市、しょうぶ学園。知的に「障がい」を持つ人たちが、工芸・芸術・音楽を中心に、感性あふれる制作活動をしていることで知られる。
世の中の「ふつう」の物差しでははかれない、彼らの「ふつう」は、不思議な魅力にあふれている。そのひとつが、学園内にあるパン工房「ル・カリヨン」の前に置かれている看板だ。伊藤勇二さん(46歳)が、毎日チョークで書く看板は、単なるメニューではない。お天気の話からはじまって、学園のこと、彼女や女の子のこと、新聞やテレビをにぎわす時事ネタや、戦争や環境などの社会問題まで、多岐にわたる。
今日はうぐいすやスズメやメジロなどなきごえがきこえて
とってもうれしいです。うめ花やつくしがさいて少しずつ
春にちかずいています。春はもすぐです。
かぜをひかないようにじゅぶんきをつけましょう。
どうぶつえんのしかがいなくなったそうです。
どうやてしかがつれていかれたかわかりません。
早くぶじにしかがみつかてほしいです。
もうすぐはつみさんとのデートなのでぼくはとってもたのしみです。
ヘタウマな文字、ぎこちないことば、とても正直で、思わずうふふと微笑んでしまう。学園を訪れるひとが立ち止まって読みふけり、しばらく立ちずさんだまま、いい顔になるという看板。延々と続く看板の写真は、伊藤さんの愛おしい日常そのもの。伊藤さんの日記ともいえる看板が、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる。
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