10代のうちに考えておきたいジェンダーの話
10代のうちに考えておきたいジェンダーの話
著者/堀内かおる
出版社/岩波書店
サイズ/206ページ 17.5*10.5cm
発行(年月)/2023年12月
お父さん座り(あぐら) お母さん座り(正座)
「女子は理系が苦手、男子は文系が苦手」「男子は青系が好き、女子はピンク系が好き」って誰が決めたのでしょう? 10代が直面するジェンダーの問題を、過去・今、そして未来に向けて考察します。自分らしさとは何か、バイアスとは何かを自分ゴトとして考えた先に、多様性を認め合う社会をつくるヒントが見えてきます。
<目次より>
はじめに
1 ジェンダーってなんだ?
ジェンダーという言葉
〈性〉の多様性
性のグラデーション
ジェンダー規範
社会問題とのつながり
必要な区別と不要な差別
ジェンダーについて学ぶ意味
周囲の環境を見渡してみると
これからの生き方を指し示す方向は
2 つくられる「女の子」「男の子」
出生に伴うジェンダー
生まれるとともに刷り込まれていく
ジェンダー・バイアスに囲まれている赤ちゃん
男の子色・女の子色
おもちゃとジェンダー
大人たちの責任
性役割をしつけられる?
絵本もジェンダーを映し出す
3 ジェンダー化の装置=学校?
学校は男女平等か
公正と平等
学校で起きていること
何色のランドセルを選ぶ?
名簿は男の子が先?
あなたは、なんて呼ばれたい?
教室の子どもたち
好きな教科
家庭科の歴史とジェンダー
ステレオタイプ脅威
教科書とジェンダー
文化部・運動部
運動部のマネージャーという存在
制服の歴史とジェンダー
自分らしさと校則
ジェンダーレス制服
4 他者のまなざしの中の自分
「自分」ってなんだろう?
友達関係とジェンダー
多様性を認めるとは
期待されるようにふるまう
女子の友情?
女性内分化――女子集団の構造
かわいさの呪縛――それでも友達
「女らしさ」のステレオタイプ
ジェンダーと自己主張
男の子はいつまでたっても男の子?
男同士の関係性におけるジェンダー
男性内分化――男子集団の構造
性別二分法に基づかない子どもたちの困難
愛という名の暴力――デートDV
5 大人になっていく過程で出会うジェンダー
「大人」になる準備期間としての一〇代
入試は公平じゃない?
高校の学科別在学生の男女割合
文系、理系「向いてない」は誰が決めるの
女子に対する積極的是正策(アファーマティブ・アクション)
ロールモデルの存在
職業選択
自分らしい働き方を手に入れよう
職業の呼称
働き方改革と「女性の活躍」
ジェンダー・バイアスをこえて
6 ライフキャリアの実現に必要なこと
自分らしいライフとキャリアって?
大学や専門学校で学ぶことは、何のため?
授業で本音を語れない?
まだ見えにくい未来の私
結婚はゴールか
それぞれの文化を背景に新しい文化を創る
家事・育児は誰がする?
「手伝うよ」とは言わないで
「イクメン」という言葉
パートナーシップ制度
選択する力、考える力をもとう
次の一歩のために
引用文献
おわりに
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