別冊太陽　一〇〇歳記念 志村ふくみ

出版社／平凡社
サイズ／160ページ 29*22cm
発行(年月)／2024年4月

色なき色こそ、本当の色ではないか

2024年、100歳を迎える染織家・志村ふくみ。自然と向き合いながら美を追い求め、思索を深めてきた。その人生と創作の道のりをたどる決定版。文=吉永小百合、吉岡徳仁ほか。

<目次より>
プロローグ　書・志村ふくみ

人生アルバム　有為の奥山けふ越えて
ⅰ　生い立ち・兄のこと　
ⅱ　織物への道
ⅲ　紬織の美を生み出す
ⅳ　嵯峨野の工房の日々
ⅴ　都機工房を設立
ⅵ　裂によせて
ⅶ　再生の物語を紡ぐ

column
小野元衛　描く自由　水沢勉
志村ふくみとゲーテ色彩論　高橋義人
祖母ヒデの思いで　志村洋子
東日本大震災とアルスシムラ　志村昌司
石牟礼道子・志村ふくみ共作の『沖宮』　田中優子

百寿によせて　紡がれた縁を奏でる
衣の中のやさしさ　吉永小百合
志村ふくみ先生の共同体への思い　高橋巌
意味の光　若松英輔
手仕事と科学の世界　中村桂子
光の道を繋ぐ　早川敦子
光の色　土屋仁応
思い出の『小裂帖』　玉川奈々福
光が織りなす時空で会いましょう　吉岡徳仁

百寿記念　光彩の旅路　志村洋子
志村ふくみの着物譜　桑山俊道
色と糸の断章
虹のかけ橋　志村ふくみ
生命の色　志村ふくみの染織　大岡信

Shimura Fukumi Poetry
裂によせて　/　機の器　/　翡翠　/　衣の中に

色彩論を語る　志村昌司
命の色を、移しとる　志村宏
教育家としての志村ふくみ
志村ふくみ　略年譜