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「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき

「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき

通常価格 ¥2,420 JPY
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著者/チェ・ウンスク
訳者/金みんじょん
出版社/平凡社
サイズ/212ページ 19*13cm
発行(年月)/2024年11月

 

人間とは元来矛盾の塊ではないだろうか

「一縷の望みにかける思いで電話しました。どうか助けてください」 読み書きができず告訴状を提出できない老齢の囚人、精神病院に閉じ込められた外国人労働者、人望が厚い上司から受けた性暴力、コーチの体罰に耐えるスポーツ選手…… 韓国・国家人権委員会で働く調査官のもとへ届く、悔しさを抱えた人々の訴え。人権を守るために、私たちはいったい何ができるのか? 現役の調査官が出会った人々の姿を描く、心揺さぶるノンフィクション。

「法律と制度によって規定された人権ではなく、悲しく、おかしく、愛おしい、矛盾した存在である私たちの姿を通して人権を語りたかった。存在しているけれど届かない「声なき声」に小さなスピーカーを一つつなげて、この世界に静かに響きわたるようにしたかった。」
──本文より

<目次より>
プロローグ 私たちは少し悲しくて愛おしい存在

第一章 ある訴えの言葉
あの男の真っ赤な?  
ヨンジュゴル、あの部屋の子に
彼はどうやってジャン・バルジャンになったか
誰かの最高の服
神ではなく私たちの責任だ
私たちが本当に応援していること
絶対にそうしない人はいない
そして誰も責任を取らなかった
最低賃金をもらいながら耐えた言葉たち
囚人の白い手
最後の?
メールアドレスが「訴え」の理由
イシモチ売りのくせに

第二章 たったこれだけの優しさ
仕事の喜びと悲しみ
調査局の脱穀機の音
プノンペンへの道
受取人死亡
ああ、人権
お墓の隣にテントを張って
親切な調査官のハラハラどきどきの綱渡り
誰がより悪党か
「人権の守り手」と「人権(攻撃)の受け手」のはざまで
青瓦台の前を颯爽と
調査官の職業病
十人がひと匙ずつご飯を足せば
夜道の恐怖
息子のバイトを引き留めながら
夕日にも事情があるでしょう
踊れてこそ人権だ
愛猫のプリに学んだこと

訳者あとがき

在庫切れ

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