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安藤昌益の謎

安藤昌益の謎

通常価格 ¥2,750 JPY
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税込

著者/柴垣博孝
出版社/農文協
サイズ/456ページ 19*13cm
発行(年月)/2025年2月

 

歩足を惜しまず貴家に到りて

江戸時代の思想家、安藤昌益が八戸に至ったいきさつや、当時の人々に何を伝えどう思われていたか、仏門と昌門をめぐる思想的葛藤や、安藤昌益をめぐる様々な人間模様を『詩文聞書記』の解読を通じて詳細に解説。昌益研究や郷土史研究に新たな視点を与えるとともに、一石を投じる一冊。

『詩文聞書記』八戸の延誉和尚が編んだ作品で、その内容は漢詩文、和歌、梵文からなる上に、危険視されていた安藤昌益にかかわる事柄であることから、全編にわたって寓意を用いて暗号のように表現され、とりわけ核心部分は梵字によって暗号化されている。

本書で国語・漢文教育の研究者である著者は、『詩文聞書記』の原文を丹念に読み込み、その背景に隠された意味を解読していく。そのことによって、その主目的が編者である延誉和尚が「自分が仏門に留まらざるを得なかったことを理解し、しかし、今でも昌益を尊敬し、その教えをすばらしいと思っていることを伝えたい」ことにあったという新しいとらえ方を打ち出している。

<目次より>
はじめに
第Ⅰ部 安藤昌益来八と三人の絆
  第一章 安藤昌益はなぜ八戸に現れたのか
  第二章 安藤昌益の受け入れ準備
  第三章 守西和尚の憂いと延誉和尚
  第四章 江戸へ向け使者を派遣する
  第五章 延誉和尚の入門願とその後
  第六章 なぜ『詩文聞書記』を編んだのか
  第七章 神山仙庵へのメッセージ
  第八章 安藤昌益先生は不滅です
第Ⅱ部 昌門からこちらの世界に
  第九章 昌門から引き戻す役割を果たす
  第十章 試毫を利用して長老を説得
  第十一章 嵐が去ってまた嵐?
第Ⅲ部 安藤昌益は何を語ったのか
  第十二章 昌益先生と語る会の開催
  第十三章 昌益先生講演会の開催
エピローグ 我々三人は同志です
『詩文聞書記』関連資料
  1 登場人物解説
  2 延享元年時の登場人物の年齢と没年
  3 「昌益先生講演会」の出席者と当時の所属
  4 試毫の開催と出席者
  5 『詩文聞書記』関係年表
あとがき

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