「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
著者/小川たまか
出版社/筑摩書房
サイズ/256ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2025年3月
”思い込み”や、”思い込まされ”
「わたし」を奪われずに生きるために。性暴力被害、ジェンダー格差、年齢差別、#MeToo…… 社会から軽く扱われてきた暴力に声を上げ続けた記録。文庫版新章「自由のほうへ行くために」を増補!
社会から隠されてきた小さな声を丹念に取材し続ける著者が、わたしたちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、生きづらさを理解するための新たな補助線を書き加えていく。性暴力被害やハラスメント、痴漢犯罪、#MeToo、2017年と2023年に行われた性犯罪刑法改正──。この不合理な世界で闘うあなたを決してひとりにしない、レジスタンス・エッセイ。新章「自由のほうへ行くために」を増補。
「この社会を見る角度や場所を変えなければいけない。
その周辺で何が起きているか見つめなければいけない。」
(本文より)
- - - - - - - -
<目次より>
はじめに
Ⅰ 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(二〇一六~二〇一八)
プロローグ バザーとiPad 越しのお祈り
手を伸ばさなかった話(1)
手を伸ばさなかった話(2)
大海は近いか遠いのか
加害者が語ること
年齢の話
手伝ってくださいと言われてよかったと思った話
炎上ばかりの現代で覚えておきたい歴史
No means No 私の体は私のもの
もう1 つの「死にたい」検索結果の話
外見をほめられたら必死で否定しなければいけないあの雰囲気について
警察行く行かないの話&行っても意味ないのかとかの話
死と型
子どもにとっての強者
取材と暴力
生まれてから十二年間だけ猶予期間
フィクションと実相
手を伸ばさなかった話(3)
半分だけわかる、でもいいと思う
男女平等の話
女の人の体が好き
美人とセクハラ
透明な痴漢常習者
前に進む
おわりに
Ⅱ 自由のほうへ行くために(二〇二二~二〇二四)
女性が幸福な国
遠ざけられてきたもの
ネグレクト
令和のご不快構文
従順な最後の世代
大切な話だから声をひそめて
Column
持続可能な生活
百円ショップのサンセベリア
猫の同意
文庫版 おわりに
受取状況を読み込めませんでした
在庫切れ
詳細を表示する