おそとがきえた!

作／角野栄子
絵／市川里美
出版社／偕成社
サイズ／32ページ 26cm×22cm
発行(年月)／2009年1月

また　スープを　にるわ

大きな町の、小さな家に、おばあさんと猫が住んでいました。窓から見えるのは、灰色の建物の壁ばかり。「すてきな　おそとが　あったらな」

ストーブの上でコトコトスープを煮ていた、ある寒い日のこと。窓を見て、びっくり。「あら　たいへん　おそとが　きえちゃった」　窓が湯気で曇っているのかと思ったら、窓の外も真っ白。霧に包まれて、灰色の町は見えなくなっていました。その時、おばあさんと猫は・・・!?

暮らしの中のささやかな幸せ。市川里美さんの繊細な絵と、『魔女の宅急便』でお馴染み角野栄子さんの文で綴られる、こころあたたまる物語。あなたの住む家の窓からは、どんな景色が見えますか?(5歳～大人まで)