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逝きし世の面影

逝きし世の面影

通常価格 ¥2,090 JPY
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著者/渡辺京二
出版社/平凡社
サイズ/606ページ 16*11cm
発行(年月)/2005年9月

 

人々は幸せで満足していた

昭和を問うなら開国を問え。そのためには開国以前の文明を問え・・・。幕末から明治に日本を訪れた、異邦人による訪日記を読破。日本近代が失ったものの意味を根本から問い直す。

 アンペールは「江戸庶民の特徴」として、
 「社交好きな本能、上機嫌な素質、当意即妙の才」をあげ、
 さらには「日本人の働く階級の人たちの著しい特徴」として、
 「陽気なこと、気質がさっぱりとして物に拘泥しないこと、
 子供のようにいかにも天真爛漫であること」と数えあげる。

 日本の庶民階級の人々は、まるで子供のように、
 物語を聞いたり歌を唄うのを聞いたりすることが
 非常に好きである。
 職人の仕事や商品の運搬などが終るころ、
 仕事場の付近や四辻などで、
 職業的な辻講釈師の前に、
 大勢の男女が半円をつくっているのを
 毎日のように見かける。

<目次>
第1章 ある文明の幻影
第2章 陽気な人びと
第3章 簡素とゆたかさ
第4章 親和と礼節
第5章 尾雑多と充溢
第6章 労働と身体
第7章 自由と身分
第8章 裸体と性
第9章 女の位相
第10章 子どもの楽園
第11章 風景とコスモス
第12章 生類とコスモス
第13章 信仰と祭
第14章 心の垣根

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