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マルコとパパ

マルコとパパ

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作/グスティ
訳者/宇野和美
出版社/偕成社
サイズ/145ページ 25*19cm
発行(年月)/2018年2月

 

「うけいれる」とは

絵なら やぶりすてられる。
消して、もういちど かきなおしてもいい。

だけど、子どもは・・・
ほんものの子どもは そうはいかない。

生まれてきた息子マルコに、ダウン症がある。南米・アルゼンチン出身のイラストレーター、グスティは、最初その事実を受け入れられなかった。困惑する父親の視点から見つめた自分自身のこと、家族や周りの人たちのことば、ありのままのマルコを愛するようになったこと、マルコのお気に入りの遊びやさりげない日常の一コマ、そしてマルコをはじめ障害のある子ども・人々と共に生きることの意味を、グスティは綴る。

この子は、「こんなふうに」うまれてくる権利があるって、
心のおくでかんじてた。
わたしたちは、いろいろおしえられるだろうし、
それはすばらしい経験になるだろうって。

マルキートがあかくたってみどりだってあおくたって、
メタリックだって毛むくじゃらだって、
チビだってデブだって、
ぼくには、いつだって、
せかいいちのおとうとだもん。

日本語版で使用される「ダウン症のある」という表現には、「ダウン症がそのひとの全人格ではなく、そのほかさまざまな面の一つである」という意味を込めているのだそう。ユーモアあふれる多数のイラストとコラージュ、そして飾らないことば。息子との日々、作者自身の葛藤と受容、そして愛について。誠実につむぎ出された絵とことばは、読む者をあたたかなもので満たしてくれる。

2016年ボローニャ・ラガッツィ賞「障害の本」部門最優秀賞。

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