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幻影の明治

幻影の明治

通常価格 ¥1,430 JPY
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著者/渡辺京二
出版社/平凡社
サイズ/224ページ 16*11cm
発行(年月)/2018年8月

 

名もなき人びとの肖像

時代の底辺で変革期を生き抜いた人びとの挫折と夢の物語から、現代を逆照射する日本の転換点を描き出す。『逝きし世の面影』の著者・渡辺京二さんによる、「もうひとつの明治」を切り取る歴史評論集。

時代の底辺を直視した山田風太路の明治シリーズ論から彰義隊崩れの挫折への眼差し、司馬史観への批判的考察、士族反乱の知られざる物語まで。維新の影に埋もれた無告の民への共感からつむぎ出される歴史叙述の見事。

゛エピソード自体に、自分自身が目を開かされることもある… (中略) 対馬の殿様が、遊びで馬に乗って領内を走っていると、川で子供たちが遊んでいる。その子供たちは初めて殿様を見たので、びっくりして見上げて、対馬の言葉で何と言うか忘れましたが、熊本弁で言えば「ぬしが殿さんや」と言うわけですよ。そうしたら殿様以下、みんな大笑い。無礼者にならないわけです。昔の領民というのは、殿様といえば這いつくばってといったイメージでしょう。ところが、こういうエピソードを見ても違うわけです″

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