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70歳の日記
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著者/メイ・サートン
訳者/幾島幸子
出版社/みすず書房
サイズ/416ページ 19*13cm
発行(年月)/2016年7月
人間らしく生きるためには何を手放すべきか
アメリカの詩人・小説家、メイ・サートン。58歳の時の作品『独り居の日記』の後、サートンはさらに北へ、カナダと国境を接するメイン州の雪深い海辺に引っ越す。この地でペットの犬と猫と暮らしながら、ようやく、世間から冷遇されていた長い時期を抜け、この日記の執筆にいたった。
サートンという「独り居中毒患者」は、かけがえのない友人・気骨ある隣人とのつきあいをなにより大切にする。それでいて、外では「他人を意識しすぎて感覚が鈍」り、独りの時間――ものを書き、考え、庭仕事に打ちこむ時間――を恋い焦がれることになる。疲れてパニックになるかと思うと、「鬱の波に足をすくわれそうな」とき、早朝に眺めたどこまでも穏やかな海に、突然涙があふれる、という感受性の持ち主だ。
「年をとったら庭仕事はゆっくりゆっくりやればいい」
「いろいろ煩わしいことがあっても、精神生活は滞らせてはいけないのだ」
この年、サートンは最愛の恋人だったジュディの老いと死に直面した。自分に残された時間も少なそうだ。故郷ベルギーから切り離された孤独感も深い。そして考えた――年をとらない秘訣は何か?たぶん、何かに深くかかわり、こだわりをもつこと。エネルギーは要るけれど。
詩の朗読旅行、読者との交流も頻繁にあり、前向きに生きる濃密な1年。それを率直につづる瑞々しさは、読む者を魅了し、勇気づける。
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<関連書籍>
『独り居の日記 新装版』
『74歳の日記』
『回復まで 新装版』
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