世をへだてて

著者／庄野潤三
出版社／講談社
サイズ／240ページ 15*10.5cm
発行(年月)／2021年2月

六十四歳の晩秋のある日、いつものように散歩に出かけようとして妻に止められ、そのまま緊急入院。突然襲った脳内出血で、作家は生死をさまよう。父の一大事に力を合わせる家族、励ましを得た文学作品、医師や同室の人々を見つめる、ゆるがぬ視線。病を経て知る生きるよろこびを明るくユーモラスに描く、著者の転換期を示す闘病記。生誕100年記念刊行。

<目次より>
夏の重荷
杖
北風と靴
大部屋の人たち
Dデイ
作業療法室
同室の人

単行本あとがき
著者に代わって読者へ
解説　島田潤一郎
年譜

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<関連書籍>
『庭の山の木』
『山の上の家』