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庭の山の木
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著者/庄野潤三
出版社/講談社
サイズ/352ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2020年2月
つぐみは、いつも一羽で来る。
田舎風のばらずしをこしらえるのに、ちょっと似ている―― 七十編に及ぶ随筆を一冊にまとめる工程を、著者はあとがきでそんなふうに表現した。家庭でのできごと、世相への思い、愛する文学作品、敬慕する作家たち。それぞれの「具材」が渾然一体となり、著者のやわらかな視点、ゆるぎない文学観が浮かび上がる。充実期に書かれた随筆群を集成した、味わい深い一書。
「クロッカスがまだ咲かないかと思って、何遍も庭の隅へ行ってみた。そこはお隣りとの境で、狭いところにいろんな灌木があるので、背中をかがめてもぐり込まないといけない。この、もぐり込まないとよく分らないというのが、気に入っている。」
「どんな場合にもいいわけをしない人というのが、大人であるだろう。ということは、自分のしたことに責任を持つ人である。いい加減な気持で生きていてはいけないんだと、わきまえている。ゆとりときびしさの両方を身につけている人が、大人だろう。」
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