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野尻抱影 星は周る
野尻抱影 星は周る
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著者/野尻抱影
出版社/平凡社
サイズ/224ページ 18*11cm
発行(年月)/2015年12月
私が死んだら行く星は
古今東西の文学や民俗を渉猟し、軽妙洒脱な筆致で星を紹介した 「星の文人」 野尻抱影。星との出逢い、抱影が特に愛したオリオン座やシリウス、四季折々の星にまつわる話などを厳選。
科学と文学、ふたつの世界を横断する知性を持つ科学者・作家の作品を集め、一作家を一冊で紹介するSTANDARD BOOKSシリーズの1冊。夜空の美しさを伝え続けた抱影、その眼差しがここに。
この脚下で直径一万三千キロメートルの巨大な球が、
この刹那にも、果てのない空間を
秒速三十キロという猛烈なスピードで走っている事実を、
時に瞑想すると慄然とさせられる。
ただ、それを実感しないままに、
無限運動の球ころがしの上に日夜安住もし、
いがみ合いもしている。
だから、たまには天地が転倒して人間が逆立ちし、
今にも星空へ墜落しようとする錯覚ぐらいは
時々感じていい。
それだけでも、人間を謙虚にする足しにはなるだろう。
---こんなことを空想している中にふと、
戦争の間、地軸が少しぐらつけば、
万事けりがつくのにと考えたことを思い出した。
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<関連書籍>
『星野道夫 約束の川』
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