火を焚きなさい
火を焚きなさい
著者/山尾三省
出版社/野草社
サイズ/192ページ 18*13cm
発行(年月)/2018年10月
あなた達のやり方で世界を愛すればよいのです
山に夕闇がせまる
子供達よ
ほら もう夜が背中まできている
火を焚きなさい
お前達の心残りの遊びをやめて
大昔の心にかえり
火を焚きなさい
山尾三省「火を焚きなさい」より
野とともに生きること、家族とともに生きること。詩人・山尾三省(1938~2001年)の著作と詩集から、48篇の詩、4篇の散文作品を選び、あらたに編集したベストセレクション。家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続けた詩人のこころ温まることば。画家・nakabanの漫画、布作家・早川ユミの解説を収録。
<目次より>
序にかえて
I
火を焚きなさい
漫画 Make the Fire 原作=山尾三省 翻案・作画=nakaban
II
沈黙
日と月
聖老人
III
歌のまこと
夕日
夢起こし ――地域社会原論――
散文 野イチゴ
子供たちへ
三つの金色に光っているもの
サルノコシカケ
月夜
じゃがいも畑で
秋のはじめ その二
食パンの歌 ――太郎に――
夜明けのカフェ・オーレ
ミットクンと雲
草の生えている道
森について
個人的なことがら
おわんどの海
散文 今年の夏は
漫画 山尾三省の詩と歩く 屋久島植物さんぽ 原作=nakaban
ひとつの夏
静かさについて
いろりを焚く その四
桃の木
びろう葉帽子の下で その八――ルイさんに――
びろう葉帽子の下で その十九
IV
山桜
新月
高校入学式
洗濯物
青い花
V
森の家 その四
森の家 その五
VI
山に住んでいると
石
樹になる
三光鳥
キャベツの時
地蔵 その二
一日暮らし
ゆっくり歩く
VII
夏の朝
神の石
真冬
白木蓮の春
VIII
松の木の木蔭で
ヤマガラ
IX
海辺の生物たち
散文 子供達への遺言・妻への遺言
*
解説 わたしの、根っこのひと 早川ユミ
- - - - - - - - - - - - - - - -
<関連書籍>
『新版 びろう葉帽子の下で』
『五月の風』
『新版 狭い道』
『新版 野の道』
『ここで暮らす楽しみ』
受取状況を読み込めませんでした
1個の在庫
詳細を表示する