商品情報にスキップ
1 1

新版 野の道

新版 野の道

通常価格 ¥2,200 JPY
通常価格 セール価格 ¥2,200 JPY
セール 売り切れ
税込

著者/山尾三省
出版社/野草社
サイズ/272ページ 19*13cm
発行(年月)/2018年12月

 

宮沢賢治という夢を歩く

 太陽があり土がある。
 水があり森がある。
 風が流れている。
 大きそうな幸福と小さそうな幸福とを比較して、
 それが同じ幸福であるからには小さな幸福を肯しとする、
 慎ましい意識がここにはある。(本文より)

詩人・山尾三省は、愛する宮沢賢治の著作を読み続けた。そして賢治が歩いた夢の道を、自らが歩む夢の道に重ねながら思索し、エッセイを書きはじめる。
キンポウゲの花、乳山羊、夏の雨、梅の実や野菜、青春時代の思い出、畑で出会う百姓や鳥や虫たち。何気ない日常の景色を入り口にして、宮沢賢治の作品と人生をひとり旅する。

「読めば深く深く楽しい」。世界との一体感を尋ねて野の道を歩き、文学を読む幸福が、詩人から私たちへと贈られる。

 宮沢賢治とは、人間としての限界を背負いつつ
 人の幸福をめぐる究極のヴィジョンに寄り添おうとする、
 永遠の「夢」のことでもあるのです。
 三省はこの夢を信じていました。
 (解説・今福龍太「土遊び、風遊び、星遊び」より)

<目次より>
呼 応 真木悠介

きれいにすきとおった風 
マグノリアの木 
腐植質中の無機成分の植物に対する価値 
祀られざるも神には神の身土がある 
ぎちぎちと鳴る汚い掌 
野の師父 
玄米四合 
み祭り三日 
野の道 
あとがき

解説 土遊び、風遊び、星遊び(今福龍太)

- - - - - - - - - - - - - - - -
<関連書籍>
『新版 びろう葉帽子の下で』
『火を焚きなさい』
『新版 狭い道』
『ここで暮らす楽しみ』
『農民芸術概論』

在庫切れ

詳細を表示する