花森安治選集3
花森安治選集3
著者/花森安治
出版社/暮しの手帖社
サイズ/500ページ 20*14cm
発行(年月)/2020年11月
あたりまえの暮しを守るため
激動の戦後において、卓越した審美眼とペンの力で庶民の暮らしを守り続けた『暮しの手帖』初代編集長・花森安治。この選集は、花森の遺した珠玉の著作をまとめたものです。
第3巻には、日本が経済大国へと急成長を遂げる1960年から、没年となる1978年までの激動の昭和を鋭く見つめた作品を収録。政治、経済、戦争、公害に対する叫びは、現代に通じるメッセージです。
<目次より>
Ⅰ章 うじゃじゃけるな、世間よ!
風の吹く町で1 やらずぶったくり/ブルゥフレーム/モダンお長屋
風の吹く町で2 ケチでない歌手/カンちがい看板/つり出し番組/汽車ポッポ
風の吹く町で3 現場へつれてゆく/あつい礼儀/タイトスカート/泳げない先生
風の吹く町で4 〈消費者のために〉という言葉は美しいが……
風の吹く町で5 類似品アリ、ゴ注意クダサイ
風の吹く町で6 クジビキ券/トンチンカンニクス/多すぎる踏切
風の吹く町で7 ゼニがなくともくよくよするな/アホらしいキカイ
風の吹く町で8 チョンマゲとネクタイ
資料: この十五年という年と月と日々と
Ⅱ章 ぼくらは ぼくらの旗を立てる
お茶でも入れて10 1ケタの保険証
お茶でも入れて11 運動会がすんだら博覧会/いいかげんにしてくれ/二百八十億円
どぶねずみ色の若者たち
世界はあなたのためにはない
美しいものを
戦場
武器をすてよう
シェーファーのインク瓶
商品テスト入門
もののけじめ
国をまもるということ
無名戦士の墓 『朝日新聞』日曜版「東京だより」
見よぼくら一銭五厘の旗
コラム: 暮しの手帖の三つの幸せについて
あとがき 『一銭五厘の旗』(1971年10月)
Ⅲ章 ぼくには一本のペンがある
剣よりも強さ示そう
君もおまえも聞いてくれ 『文藝春秋』第50巻第3号
わが思索わが風土
1 校正の神様―本の目次に名入り/2 一夜の教え―言葉の本質を聞く/3「お母さん」―読めぬなら教えよ/
4 子供のけんか―親とは別の世界/5 一本のペン―剣より強さ示そう『朝日新聞』連載「わが思索わが風土1~5」
内閣を倒した無学文盲の三人の女たち
未来は灰色だから
二十八年の日日を痛恨する歌
もう、時間はいくらも残っていない
作りばなし たのしきナンキンマメ
ぼくは、もう、投票しない
人間の手について
早春と青春
解説 津野海太郎 元編集者、評論家
資料: 花森安治の主な仕事と作品年譜・1960~78年
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<関連書籍>
『花森安治選集1』
『花森安治選集2』
『一銭五厘の旗』
『美しいものを』
『灯をともす言葉』
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